同じ指からなぜ二つの違う結果が出るのか
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続けて行った二つの測定が違う結果を出すことは、機器が壊れたことではなく、測ることそのものの幅を示しています。試験紙の化学、しずくの取り方、血液の濃さが、どの結果もいくらか動かします。本当の問題は差があることではなく、その差がどれだけ大きいかです。
指から行う測定は、数を読むことではなく、手のひらの上で進む小さな化学の仕事です。試験紙が血液と反応し、機器がその反応を数に変えます。試験紙が容器の中で湿りと熱に傷むことは別の仕組みです。ここでの話は別のものです。同じ手順を続けて二度行うと、たがいに近い二つの結果が来ます。近いですが、同じではありません。
この小さな幅を大きくする要素は、二つのところから来ます。測定が行われたその瞬間と、その人自身の血液からです。
- 指に残ったもの:皮膚に残った甘いあとがしずくにまじり、結果を上へ引きます。
- しずくを押し出して取ること:押した指では血液に組織の液がまじり、検体が薄まります。
- 温度:寒い朝には指先の血のめぐりが減り、しずくが集まりにくくなります。
- 血液の濃さ:赤血球の割合が高い血液では結果が下へ、低い血液では上へずれます。
- 機器自身の取り分:国際的な正しさの基準は、ひとつの点ではなくひとつの帯を定めています。
目に見える汚れのない、洗っていない手からとった最初のしずくでは、十人にひとりではっきりしたずれが出ました。手を石けんで洗うと、この差は大きく消えました。同じ研究の、果物に触れた指の枝のほうは、家庭での測定を語る記事が引き受けています。ここでの取り分を短く言えばこうです。ずれのもとは機器ではなく、機器に来るしずくです。赤血球の割合のほうは、その人自身の血液の姿に属する性質です。一日のうちに速く動くものではありません。測定のあいだの差ではなく、結果の全体の位置をずらします。
この小さな動きがふつうでなくなる境目もあります。結果がたがいに、いつもよりずっと遠く離れているなら、姿は変わります。画面の数がその人のそのときのようすとまったく合っていないときも同じです。重ねて測ることは、こうした場面では判断をはっきりさせません。本当の話は機器そのもの、試験紙の容器の状態、そして手の清潔さです。
ひとつの結果だけでは姿は組み上がりません。意味は、何日にもわたってくり返される傾きの中に積み上がります。測ることそのものの取り分を知っておくと、小さな動きのひとつずつを出来事と数えずにすみます。
参考資料
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