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糖尿病とは何か

糖尿病は遺伝するのか、家族にいると危険は増すのか

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明るく簡素な面の上に重ねられた三つの手。年老いた手、中年の手、小さな子どもの手で、画面に顔は写っていない。

糖尿病というものは、目の色のようにそのまま子へと伝わっていく性質のものではありません。遺伝によって受け渡されるのは病気そのものではなく、なりやすさのほうです。家族に糖尿病があれば危険は本当に増します。その増え方は、型と血のつながりの近さで変わります。

遺伝の占める割合は、どの型でも同じではありません。2型糖尿病では家族のあとがはっきり出ます。母、父、きょうだいに診断がある人では、家族歴のない人にくらべて危険がおよそ三倍高いとされます。1型糖尿病にも遺伝の土台はありますが、姿はもっと入り組んでいます。一卵性の双子の遺伝子はまったく同じです。双子の一方に病気が出たとき、長く見ていくともう一方にも出る見込みは半分を超えます。同じ遺伝子でも、結果は違います。

母から伝わるのでしょうか、父からでしょうか。1型糖尿病では、父の診断のほうが母の診断よりも、子どもの危険をおよそ二倍に運びます。2型糖尿病では母方と父方がいっしょに数えられます。子どもへ渡るのはやはり診断ではなく、土台です。そうした親を持つ子どもの多くでは、病気はまったく出ません。

家族の状況危険の上での意味
母または父に2型糖尿病がある生涯の危険は十人のうち四人ほど
母にも父にも診断がある危険は十人のうち七人に近づく
きょうだいに1型糖尿病がある一般の人口にくらべて十倍以上。それでもきょうだいの多くでは出ない
単一の遺伝子による稀なかたち常染色体優性の遺伝で、子どもごとに二分の一

2型糖尿病では、ひとつの遺伝子を見るだけでは足りません。たがいに独立した多くの遺伝子の領域が見つかっていて、それぞれが危険をわずかずつ変えます。これまでに見つかった危険の変異をすべて合わせても、家族で見られる遺伝しやすさの十分の一ほどしか説明できません。家族の中での集まりは、だからひとつの欠陥のある遺伝子のあとではなく、たくさんの小さな効きめの合計です。単一の遺伝子によるかたちは別の話です。世代をこえて若い年齢で診断され、体重の超過も自己抗体もない家族で思い浮かべられます。この稀な姿では、遺伝は本当に目の色に似たしかたで働きます。

糖尿病はうつる病気ではありません。世界保健機関はそれを、うつらない病気の中に数えています。同じ台所、同じ皿、同じパンを分け合うことは病気を運びません。家族で分け合われているのは遺伝子だけでもありません。朝食の習わし、夕方の座りがちな時間、歩く習慣、眠る時刻も世代のあいだで受け渡されます。2型糖尿病でのインスリン抵抗性が家族に集まることの一部は、この共通の織り目から来ています。

生まれつきなのでしょうか。遺伝子は生まれたときにそこにありますが、病気はあとから出てきます。なりやすさとともに生まれた子どもでも、診断は何年も、ときには何十年もあとに来ます。自己免疫の過程も急には始まりません。静かに進み、それから目に見えるようになります。家族歴の実際の意味もここにあります。指針は、一親等の近親に糖尿病があることを、検査を勧める判断で重みを持つ要素のひとつに数えています。

家族歴は変えられない情報ですが、危険の地図のすべてではありません。逆もまた本当です。1型の診断を受けた人の十人のうち九人では、家族にこの病気はまったくありません。

参考資料

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この記事は情報提供のみを目的としています。病気の診断でも、治療や用量の指示でもありません。治療の決定は、いつも主治医と一緒に行うものです。

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